京都バイオ計測センター研究交流発表会2025
〜AlphaFoldから始める、実験研究者のためのバイオインフォマティクス〜
京都バイオ計測センターでは、高度研究機器の利用促進及び普及活動として、また、研究を通じた利用者間の交流のために「京都バイオ計測センター研究交流発表会」を開催しています。
今年度は、実験研究に携わる研究者様が、バイオインフォマティクス(※1)を「理解し」「活用し」「連携する」ための基礎づくりとすることを目的に、今後、連続する講習会シリーズの第1回目として開催します。今回は、2023年ノーベル化学賞受賞で話題となったAlphaFold(※2)を入口に、ウェット研究とインフォマティクスの接点を明らかにしながら、「なぜ今インフォマティクスが重要なのか」を体感いただきます。
報道発表資料 (PDF)
【日時】令和7年10月2日(木)13:30~17:00(研究交流発表) ※受付13:00~
17:30~19:00(交流会)
【会場】
[研究交流発表] 三洋化成工業株式会社 桂研究所 1階ホール (〒615-8245 京都市西京区御陵大原1-40)
[交流会] 株式会社ファーマフーズ 3階 (〒615-8245 京都市西京区御陵大原1-49/発表会場から徒歩1分)
【プログラム】(予定)
13:30 | 開会 |
13:35 | 企業紹介(株式会社ファーマフーズ) |
13:50 | 企業紹介(三洋化成工業株式会社) |
14:05 | 講演1 「AlphaFoldと構造予測の革命ー ノーベル賞技術がもたらした構造生物学の変化と応用 ー」 ■三井情報株式会社 ICTコア第三技術本部 バイオヘルスケア技術部 畑 宏明 氏 |
14:45 | 講演2 「ウェットラボ研究者のためのバイオインフォマティクス利用環境」 ■地方独立行政法人京都市産業技術研究所 プロジェクト推進室長 山本 佳宏 氏 |
15:25 | 休憩 |
15:35 | 講演3 「NGSを用いたデータ解析の最前線:データから生命現象を読むー 実験系から得られるデータとそのインフォマティクス解析 ー」 ■独立行政法人製品評価技術基盤機構 バイオテクノロジーセンター バイオデジタル推進課 主査 仲里 猛留 氏 |
16:15 | 講演4 「AlphaFoldを用いたタンパク質間相互作用のin silicoスクリーニング」 ■大阪大学 大学院生命機能研究科 助教 河口 真一 氏 |
17:00 | 閉会 |
17:30 | 交流会 軽食と飲み物(アルコール含む) |
【対象者】企業技術者、大学(教員・学生)、公設研究機関研究者等
【参加費】研究交流発表:無料
交流会:会費 3,000円/名(現地徴収/研究交流発表と併せてお申込みください。)
【定員】研究交流発表:60名
交流会:60名
※事前申込制。先着順での受付となり、定員に達し次第、締め切らせていただきます。
【申込方法】研究交流発表・交流会ともに、以下のフォームからお申し込みください。
参加申込フォーム
【申込期間】令和7年9月5日(金)から令和7年9月26日(金)まで
【会場アクセス】
〇研究交流発表会 会場(三洋化成工業(株) 桂研究所)
※アクセスマップはこちら → https://www.sanyo-chemical.co.jp/company/domestic_base(三洋化成工業(株)ホームページ)
【公共交通機関をご利用の場合】
・阪急京都線桂駅からバス(京阪京都交通・市バス)で約12分
・JR桂川駅からバス(ヤサカバス)で約15分
・JR京都駅からバス(京阪京都交通)で約35分
※バスの行先は桂坂中央。
最寄りのバス停 「桂イノベーションパーク前」 から徒歩4分
(最寄りのバス停に停車しない便もございますので、乗車の際はご注意ください)
【タクシーをご利用の場合】
・阪急京都線桂駅から約10分
・JR桂川駅から約15分
・JR京都駅から約30分
【お車でお越しの場合】
・会場には駐車場がございますが、ご利用いただける台数には限りがあるため、可能な限り公共交通機関をご利用ください。
お車でお越しの場合は、事前に事務局(京都バイオ計測センター)までご連絡ください。
〇交流会 会場((株)ファーマフーズ 3階)
・発表会終了後、スタッフが会場までご案内いたします。
・徒歩1分、屋外移動となります。
【主催】京都市、(地独)京都市産業技術研究所
【共催】(独)日本貿易振興機構(JETRO:予定)、バイオコミュニティ関西
【協力】三洋化成工業(株)、京都バイオ計測センターユーザーネットワーク、Biock分析・計測分科会
【問合せ先】京都バイオ計測センター
電話:075-326-6101/E-mail:kist-bic@tc-kyoto.or.jp
(※1バイオインフォマティクス)
バイオインフォマティクスとは、生命の情報をコンピューターで解析する研究分野です。次世代シーケンサーから得られる大量のゲノム情報を迅速に解析し、タンパク質構造データを用いたシミュレーションにより、人の計算能力やウェットの研究では解明できなかった生命現象を明らかにすることができます。バイオインフォマティクスの活用は、医療や創薬分野に大きな発展をもたらすことが期待されています。
(※2AlphaFold)
AlphaFoldとは、DeepMind社が開発したタンパク質の立体構造を予測するAIプログラムで、2021年7月の論文発表以降、様々な論文でのタンパク質の立体構造予測に用いられ、生命科学全般の研究者に多くの影響を与えています。