分析技術講習会(3): タンパク質の分析手法技術講習会 ~MALDI-TOF MSを用いたタンパク質同定~
京都バイオ計測センターでは,地域の産業振興のため,企業,大学,公設機関向けの分析技術講習会を実施しています。
今回は,MALDI-TOF MSの原理から具体的な分析手法までを分かりやすく説明します。また,未知のタンパク質のトリプシン消化物をサンプルとして,質量分析からMASCOTサーチ,タンパク質同定までの一連の分析手法を体験していただきます。。
タンパク質を同定する方法の一つにMALDI-TOF MSを用いたペプチドマスフィンガープリンティング(PMF)があります。これはタンパク質試料をトリプシンなどのプロテアーゼで消化し,得られた複数のペプチドの質量の組み合わせと,データベース中に登録されているあらゆるタンパク質のアミノ酸配列から理論的に得られるペプチドの質量の組み合わせを比較することによってタンパク質を同定する方法です。MALDI-TOF MSのMALDIとはMatrix Assisted Laser Desoption Ionization(マトリックス支援レーザー脱離イオン化法)の略でイオン化の方法を示し,TOFはTime of Flight(飛行時間)の略で質量を測定する方法を示しています。
■開催日時: 平成29年6月30日(金)9:30~16:30
■開催場所:京都バイオ計測センターKIST-BIC (京都市下京区中堂寺南町134番地 京都リサーチパークKISTIC4階)
<アクセス> https://tc-kyoto.or.jp/kist-bic/access
■内 容 :
講義: MALDI-TOF MSの原理と質量分析装置の構成
実習: 装置の基本操作とPMFによるタンパク質の同定
■講 師 :本田 守 氏
株式会社島津テクノリサーチ
医薬ライフサイエンス事業部 医療研究支援センター 応用化学分析グループ 副グループ長
■対象者 :企業技術者,大学(教員,学生),公設研究機関関係者 等
■定 員 :10名(先着順)
■参加費 :無料
■主 催 :京都市、(地独)京都市産業技術研究所
■申込締切:平成29年6月23日(金)
■参加申込:参加申込みは,下記メールアドレスにお申込みください。
kist-bic@tc-kyoto.or.jp
【件名】分析技術講習会(3)6/30
【本文】①ご所属,②お名前,③電話番号,Eメールアドレスなどの連絡先
◎周辺で,ご興味のある方がいらっしゃいましたら,この機会のご参加をご案内いただきますと幸いです。
■お問い合わせ先:
京都バイオ計測センター((地独)京都市産業技術研究所)担当:山本,増井,内藤
TEL:075-326-6101 E-mail:kist-bic@tc-kyoto.or.jp