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産技研にある機器のスゴイところを紹介します!
炭素・硫黄分析装置(高周波誘導加熱方式)
材料開発・品質管理の頼れる一手!
素材評価に不可欠な炭素・硫黄分析!
名称:炭素・硫黄分析装置(高周波誘導加熱方式)
製造:株式会社堀場製作所
この機器にできること
金属材料やセラミックス中に含まれる炭素(C)および硫黄(S)をppmオーダーから数%までの広範囲で高精度に定量分析することができます。高周波誘導加熱により試料を迅速に燃焼・分解し、発生するガスを検出器で分析します。オートサンプラーを標準装備しており、多数の試料を連続かつ効率的に測定できます。
こんな時に役立ちます
・鋼材の判別に
鉄鋼材料は炭素量の違いによって規格や機械的性質が大きく異なるため、適切な材料選定や部品の再現には炭素分析が不可欠です。
・MEX・MIMプロセスの脱脂工程の最適化に
MEX方式(金属押出積層)やMIM(金属射出成形)など、粉体と結合剤を混ぜた成形体の焼結プロセスでは、焼結時に結合剤が残存すると、材料の強度低下や欠陥の原因となるため、事前の除去(脱脂)が必要です。脱脂条件の最適化には、炭素分析が有効です。
・高機能材料の設計・評価に
焼結チタン合金、耐熱合金、超硬合金、ナノ粒子、半導体材料など、ppmレベルの微量成分が性能に影響する材料において、炭素・硫黄の高感度分析が、設計やプロセス評価に貢献します。
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