
大原パラヂウム化学株式会社「関西・共創の森 DAYS」参加レポート
知恵創出“目の輝き”認定企業の大原パラヂウム化学株式会社の大原正吉専務が、2025年2月18日に、関西・共創の森※(事務局:近畿経済産業局)が主催する「関西・共創の森 DAYS」に登壇されました。イベント当日、その後の展開について、ご紹介します。
当日の様子~その後の展開
「まちづくり×未来」をテーマに、総合レンタル業の西尾レントオール株式会社が運営する共創空間「N-LOUNGE」で開催されたイベントにおいて、大原正吉専務が、気体制御技術による脱臭効果を用いた「未来のまちづくり」について、お話をされました。「街の真ん中で畜産ができるかも?」、「ゴミ収集の頻度が下がるかも?」など、様々な角度からのお話に対し、参加者の方も熱心に耳を傾けられていました。「関西・共創の森 DAYS」をきっかけに、当社の技術に関心を持った参加者の方との多くの出会いがあり、複数の商談につながったとのことです。

大原パラヂウム化学株式会社コメント
今回は貴重な機会を頂き有難うございました。初参加でしたが、イベント全体の構成が面白く、イベント自体の雰囲気も堅苦しい感じではなくカジュアルで、シンプルに楽しかったという印象です。
当日は約40名の方々と名刺交換させて頂き、その約半数の方とは後日個別で面談させて頂きました。いずれも過去にやり取りのない企業や支援機関ですし、業種も様々でした。企業との出会いも当然嬉しいのですが、中小機構などの支援機関と多く面識を持てたことも大きな収穫であると感じています。ご挨拶させて頂いた支援機関の方を窓口に、その後複数の企業をご紹介頂く流れが実際にありました。
このイベントは、登壇側でも参加者側でも多種多様な方と出会える機会で、特に新規開拓やイノベーションを求めている人にとっては、知の探索に繋がる魅力的なイベントだと思いました。
最後に、推薦頂く形でこの様な機会を頂いた京都市産業技術研究所に感謝申し上げます。普段から測定など様々なご支援を頂いていますが、UCフォーラムをはじめ、新たなコミュニティとの接点を設けて頂ける事も本当に助かります。これからは異業種との関わりによる新規開拓が必須です。「DAYS」に限らず、今回のような機会があれば今後もぜひ参加したいと思います。

西尾レントオール株式会社コメント
今回会場としてお使いいただいた西尾レントオールR&D国際交流センターは、大阪・関西万博が開催されている夢洲の隣(咲洲)にあり、2023年7月に弊社のシェアリング・ソリューションを進化させる技術開発や実証実験、産官学民との協働を加速することを目的に建設した拠点となります。DAYSが開かれてきた趣旨はまさにこの目的等に合致したお取り組みであり、この場からさまざまな協働・連携が生まれることを願い、開催させていただきました。
テーマを「まちづくり」に据えてくださったことによって、弊社の事業との親和性も高く、施設の価値向上にも寄与していただけたと感謝しております。
参加者のうち、弊社にとっても対話が進んでいるのは大原パラヂウム化学さんと言えます。複数の部門でコミュニケーションが生まれ、そのうち技術開発部門においては、消臭技術を活用したアイテムの試作を行い、今後官能試験に進む予定となっています。建築関係営業部門においては、弊社営業マン向けに商品説明を頂きフィードバックを行う予定となっております。

広報宣伝室長 兼 事業企画担当部長 西垣内 渉 氏
近畿経済産業局コメント
「関西・共創の森 DAYS」では毎回、公的支援機関等に紹介いただいた中小・ベンチャー企業が登壇します。今回、京都市産業技術研究所から紹介いただいた大原パラヂウム化学株式会社の大原正吉専務には、まさに「未来のまちづくり」と呼べる技術について、事例を交えつつ分かりやすく講演いただきました。その結果、他の登壇企業や来場者など、複数の出会いが生まれ、新たな取組に繋がったとのことです。地域に根ざした研究機関である公設試だからこそ、こうした企業を紹介いただけたのだと思います。今後ともご協力よろしくお願いします!
産技研コメント(アライアンス推進G上坂)
今回、大原パラヂウム化学株式会社様と「関西・共創の森 DAYS」をつなぐ機会をいただき、また、微力ながら開発面で関わらせていただけたことを光栄に思います。大原様のお話から、技術の可能性と社会的な意義を強く感じました。会場でも多くの反響があり、今後の共創の広がりに期待をしております。
産技研としては、これからも技術支援にとどまらず、技術と社会をつなぐハブとしての役割を果たしながら、新たな出会いや共創を生み出せるよう一層力を注いでまいります。
(参考)「関西・共創の森 DAYS」とは?
「関西・共創の森 DAYS」の主目的は、“想定外”の出会いによるイノベーションの創出です。共創空間を持つ大企業を会場に、その共創空間に親和性のあるテーマを設定し、中小・ベンチャー企業が自社のシーズを礎に「未来」を語ることで、想定外の出会いを生み出し、それぞれの取組が発展するきっかけを創り出す。そのための「場」の創出を目指す取組です。
※詳細は以下をご覧ください。
https://www.kansai.meti.go.jp/2giki/kyousou/kansai_kyousounomoriday.html