
第2回 ASTEM・産技研支援企業交流会を開催しました!
京都高度技術研究所(ASTEM)及び京都市産業技術研究所(産技研)の支援企業を対象とした交流会を2025年2月3日に開催しました。
ASTEM及び産技研では、昨年度から「オスカー認定」、「京都市ベンチャー企業目利き委員会Aランク認定」、「知恵創出“目の輝き”企業認定」間の幅広い企業間連携の創出を目指した交流会を実施しており、2回目となる今回は、「中小企業の海外展開」をテーマに、支援企業の皆さまをはじめ、金融機関、支援機関、行政機関などから、総勢102名に集まっていただきました。
00_産技研mini見学会
希望者の方を対象に、プレイベントとして、地上7階地下2階建ての研究所内を、産技研の研究員がご案内し見学していただきました。
産技研が開発した京都酵母や植物由来の次世代の素材「セルロースナノファイバー」、西陣織の織機などを紹介し、参加者からは、「産技研の見学会で装置や試験の内容が具体的に分かった」などの感想をいただきました。
01_講演(話題提供)
海外展開の先駆者である生田産機工業株式会社の生田社長から「100年企業IKUTAの海外チャレンジ(中国・トルコ)物語り。インドチャレンジ始動」をテーマに、海外進出のきっかけやロードマップについて講演いただきました。
生田産機工業株式会社では、中国の蘇州市とトルコのイスタンブールに拠点を構え、海外市場への新展開に挑戦するとともに、社内では中国、インドネシア、インド、ブラジル、ミャンマーなど、多国籍の社員が高度人材のエンジニアとして活躍しています。
生田社長の「人財ありき」、また「(社員に対して)家族のように接する」といった言葉が非常に印象的で、社員の皆さんへの信頼やお人柄を感じました。また、現場を重視し「社長は判断するだけ」という言葉もとても心に残りました。
参加者からは、「現地の高度人財をいかに集め、海外展開を図っていったかのプロセスが興味深かった」、「海外へのビジネスが成功している企業の生の声が聞けて参考になった」といった感想を聞くことができました。
02_グループディスカッション
講演の後、生田社長のほか、海外展開の先行企業として、京都の老舗企業で長く海外事業を展開してきた株式会社松栄堂、スタートアップからはマイキャン・テクノロジーズ株式会社、さらに支援機関から、JETRO京都、中小企業基盤整備機構近畿本部、JICA関西、留学生就職支援コンソーシアムSUCCESSにご参加いただき、8グループに分かれて2回のディスカッションを行い、参加者同士の課題の共有や支援機関からの具体的な支援内容の紹介なども行いました。
おわりに
イベント全体を通じて、参加者からは、「異業種の方々の海外への想いや話が聞けた」、「目標設定と行動が大切であることを再認識した」、「支援システムの全体像がわかった」、といった感想がありました。
今後も、産技研では、ASTEMほか他の支援機関とも連携しながら、支援企業の皆さまのお役に立てるようイベントなどを企画し、HP等で発信してまいりますので、ぜひご参加ください!
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