コト
〜伝統産業技術後継者育成研修 修了作品展(陶磁器、漆工)〜
1年間の学びを経て、各々が持つ感性をいかした作品をお披露目!
伝統技術の継承は、京都だけでなく日本の文化を次世代につなぐために非常に重要です。
産技研では、伝統産業の技術後継者育成のための研修(陶磁器、漆工、京友禅、西陣織、染色加工)を行っています。修了生は各業界で活躍しており、令和5年度は71人が修了しました。
陶磁器、漆工の両研修では、伝統的な技能・技術を習得するほか、新しい材料の活用や産技研で研究開発された新技術の応用、新製品の開発などに必要な科学的アプローチを学ぶことができます。その成果を紹介する作品展を開催しました。
2024年3月、陶磁器コースでは4名、漆工コースでは5名が本研修を修了し、新たな一歩をスタートさせました。修了作品展では、1年間の学びの成果や、修了生の日々の努力が垣間見られるだけでなく、それぞれの個性による創造的な世界感が表現された数多くの作品が展示されました。
併せて産技研の新たな技術開発についても紹介いたしました。
陶磁器コース
各々が制作時に直面するトライ&エラーは、少人数だからこそできることです。研修生からは、「様々なチャレンジができて良かった」などの声もありました。
漆工コース
下地から加飾の工程を習得するため年間8点の制作に取り組みました。
それぞれバックグラウンドが異なる研修生が、自身の技術・個性を伸ばした1年でした。
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