京都市産技研とASTEMが合同で企業交流会を開催!
京都市産技研とASTEM(京都高度技術研究所)との認定企業群の交流会を2024年1月30日に開催しました。
認定企業とは、ASTEMが運営する「オスカー認定」、「京都市ベンチャー企業目利き委員会 A ランク認定」、「これからの1000年を紡ぐ企業認定」と産技研の「知恵創出“目の輝き”企業認定」を受けた企業で、京都の老舗企業から、伝統産業、先進産業、スタートアップ、ベンチャー企業まで幅広い業種の企業があります。
本イベントは、各認定の枠を超えた企業が一堂に会し交流することで、新たな幅広い企業間連携を創出すること目指して開催しました。認定企業をはじめ、金融機関、支援機関、行政機関などから、総勢90名に集まっていただきました。
今回は、熱気にあふれたイベントの様子をご紹介します!
00_産技研mini見学会
今回のイベント募集のチラシには「開かれているはずなのにどこか謎に包まれた京都市産技研。」の前置きが、、、。そんな産技研のイメージを払拭すべく、希望者を対象に、地上7階地下2階建ての研究所内を、産技研の研究員がご案内し見学していただきました。
産技研が開発した京都酵母や植物由来の次世代の素材「セルロースナノファイバー」、西陣織の織機などをご紹介。
初めて産技研にお越しいただいた方も多く、参加者からは、「西陣織の技術継承のための取組についての内容が興味深かった」「産技研について知るきっかけになった。また相談してみたい。」などの感想をいただきました。
開始時刻が近くなり、続々と集まってこられた参加者の皆さんにより会場のいたるところで積極的な名刺交換が行われ、開始前から会場内が熱気に満ちる中、産技研、ASTEMの両機関の理事長を務める、西本清一理事長の挨拶によりイベントがスタートしました。
01_講演(話題提供)
株式会社クロスエフェクト 代表取締役 竹田正俊氏から「事業化を加速するために必要な企業間連携とは? ~Open Innovationが拓く新価値創造~」をテーマに講演いただきました。
竹田氏は、2000年に株式会社クロスエフェクトを創業以降、「速さを追求し、世界の開発案件を支援」することをミッションに医療領域をはじめ各方面で開発・試作のトータルプロデュースを手掛けてこられました。
2013年には「心臓レプリカ」で第5回ものづくり日本大賞 内閣総理大臣賞を受賞されるなど、京都を代表する企業としてご活躍されています。
講演の中で力強く語っておられたのが「Open Innovationには構想段階から「社会実装=市場投入」を意識することが必要で、技術開発で終わってはいけない」ということ。クロスエフェクトでは、市場投入のポイントの一つとして、情報や機会を集めるため、オープンファクトリーに積極的に取り組まれているそうです。
近年成長が目覚ましいAIとその危機感についてのお話もあり、参加いただいた皆さんは熱心に聞き入っていました。
02_グループディスカッション
講演の後、「企業間連携」、「新商品・サービス開発」「海外展開」「人材育成」「広報・マーケティング」の5つのテーマの中から、認定企業各社が関心のあるテーマに分かれてグループディスカッションを行いました。コーディネーターや金融機関、支援機関、関係者も参加し、各グループで積極的な議論が行われていました。
03_企業ポスターセッション
最後に、企業ポスターセッションを行いました。8企業の得意技術をポスターや製品でご紹介いただき、各社とも参加者からの質問に答えるなどして技術や製品に関する情報交換など交流を深めました。
おわりに
イベント全体を通して、参加者からは「自社の開発製品で連携できそうな企業があった」、「様々な業種の方とお話しする機会となり、情報交換や意見交流ができ、とてもよかった」などの感想をいただきました。
今回のイベントが、参加いただいた皆様の新たな出会いや気づき、事業連携の一助になればと思います。
- #オスカー認定
- #京都市ベンチャー企業目利き委員会 A ランク認定
- #これからの1000年を紡ぐ企業認定
- #イベントレポート
- #連携
- #目の輝き企業認定