ヒト
つながりから、拡がりが生まれる│ヤマナカヒューテック株式会社
INTERVIEW
平成25年度に始まった「知恵創出”目の輝き”認定制度」は、産技研が共同研究などの技術支援を行い、「伝統産業と先進技術の融合」や「新たな気づき」といった知恵の創出により、製品化・事業化が実現した企業を認定しています。創設から10年の節目を迎え、認定企業は延べ43社となりました。産技研では認定企業に対し、継続的に技術的アドバイスや企業PRなどの支援を行っています。今回は認定企業3社を訪問し、現在の事業における挑戦や社外とのつながり、そして今後の拡がりについてお話を伺いました。
商品開発Gr 木村 直人 氏
強みはフットワークの良さ
――現在、力を入れている製品や技術は?
私たちは、半導体の原料となる化学薬品をつくっています。近年は医療機器や自動運転システムなど、ミスが許されない精密機器のニーズが高まってきました。電子部品の精度を高めるためには、より高純度の原料が必要になります。
お客様との相互の信頼関係がなくては、質の良い製品をつくることはできません。装置メーカーのお客様の製品に納入先でトラブルがあれば、我々も一緒になって解決策を探ります。お互いに学び、成長していける関係性を大事にしています。
――社外組織との連携をどのようにいかしていますか?
研究開発はスピード勝負。非粘着コーティング剤「トフマク」の導入など、連携先の技術を掛け合わせて自社の強みを拡げていくことも重要です。工場が新設され、中小企業ならではのフットワークの良さを活かして、お客様の課題解決にさらに貢献していきたいですね。
今後、社内で培ってきた薬品の分析技術を、サービスとして提供することも考えています。半導体分野など主力分野を確実に押さえていくのと同時に、5年先、10年先を見据えて、周辺分野への事業にも展開できればと考えています。
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PROFILE
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