地方独立行政法人 京都市産業技術研究所
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スリットアニメーション

柄が動くスリットアニメーション織物の開発

宮階織物株式会社×製織システムチーム

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商品化したきもの「変間絽」

■概要

 着用時の動作により柄が動いて見える織物の開発に取り組みました。従来,紙とフィルムに印刷することにより実現していたスリットアニメーションという表現手法を,後加工不要の100%テキスタイルで実現し,これまでなかった着物を開発しました。様々な方に着物を楽しんでいただきたいという思いの下,新たな和の装いを提案しています。

■産業技術研究所の主な関わり

・織物でのスリットアニメーション効果発現において,人が正しく認識できることを考慮した基本方針を検討
ジャカード織物用スリットアニメーション画像作成ソフトウェアの開発
・消費性能を満たしたスリット(隙間のある)織物設計支援

■成果物と今後の事業展開

・製織した2枚の生地を重ねることにより,後加工することなくスリットアニメーション効果が得られる織物の開発に成功。
・スリットアニメーション効果を最大限生かせる柄や商品の開発。

<宮階織物株式会社コメント>

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 元来着尺メーカーは素材だけを生産しておりました。織組織としては,つづれ織りの流れをくむすくいの紬,経錦,緯錦,朱珍,風通,もじり織,本しぼ織,ビロード,絣織など多彩な組織で着物,コート,織訪問着を織っています。正倉院,琳派の流れをくむものだけでなく,スリットアニメーションのような変わった組織や,従来の着物にないようなモダンな柄にも挑戦しています。

※産技研NEWS「ちえのわ」No.5(2015.9)より抜粋。