地方独立行政法人 京都市産業技術研究所
  • アクセス
  • お問い合わせ
  • 075-326-6100
文字サイズ
標準or大きく

研究成果

ミクロフィブリル化セルロース強化ポリオレフィン樹脂へのカチオン化ポリマーの添加効果と補強機構

研究抄録 高分子系
担当者 高分子系チーム  仙波 健
王子ホールディングス  鈴木 勝人,五十嵐 優子
京都大学  本馬 洋子,奥村 博昭,中坪 文明,矢野 浩之
研究開始時期及び
終了時期
平成27年4月~平成28年3月
要旨  セルロースナノファイバー(CNF)は軽量で優れた特性を有することから注目されている。本論文では,従来CNFでは高い補強効果を得ることが困難であったポリオレフィン樹脂の強化を行った。CNF/ポリオレフィン複合材料の相容化剤としてポリビニルアミン系添加剤を使用し,複合材料におけるセルロースの分散状態,力学的特性及び耐熱性の評価を実施した。相容化剤を用いることにより,引張特性がポリエチレンマトリックスで3.5倍,ポリプロピレンマトリックスで2倍まで向上した。線熱膨張係数は,ポリエチレンで1/4以下,ポリプロピレンで1/2以下まで低下した。ビニルアミン系相容化剤により,セルロース/樹脂界面が化学結合しセルロースがナノ解繊されることにより,高い物性が得られた。
まとめ  (原題:Investigation of the mechanism and effectiveness of cationic polymer as a compatibilizer in micro fibrillated cellulose reinforced polyolefins)
(本研究は,Cellulose, February 2016, Volume 23, Issue 1, p623-635に掲載された)
研究種別 研究抄録
備考 ダウンロードできる研究報告(pdf)はサイズを抑えるために低解像度にしています。

資料ダウンロード