『予言する塗料 "漆" 』 参加費:無料
京染・精練染色研究会
第5回 研究例会の開催について
京染・精練染色研究会では,研究例会を下記のとおり開催する運びとなりました。ご多用とは存じますが万障お繰り合わせのうえ,是非ともご参加いただきますようご案内申し上げます。なお,参加費は無料となっておりますので,多数のご来場をお待ちしております。
記
日 時 平成28年3月22日(火)午後6時30分~8時まで
場 所 地方独立行政法人 京都市産業技術研究所 2F 多目的ホール
京都市下京区中堂寺粟田町91 京都リサーチパーク9号館南棟(五条七本松西入南側)
(TEL(075)326-6100,FAX(075)326-6135)
担当:色染化学チーム 津村
参加費 無料
テーマ 『予言する塗料 " 漆" 』
~漆を科学して,工芸技術・天然材料そして伝統産業を考える~
講 師 京都市産業技術研究所 研究室長 大藪 泰
漆は約9000年以上前から日本では使用されている樹液であり,天然塗料(高分子材料)である。また,漆を使用した漆工技術は,日本の代表的な工芸技術であり,海外からも高い評価を得ている。
漆は,酵素反応により乾燥し,環境調和型塗料として注目されている。この漆を石油由来の合成樹脂塗料と比較しながら,天然材料としての漆を考える。一方,改質された新たな漆により,これまでにはない利用展開がなされている。
漆の利用拡大を考えながら,伝統産業のこれからを考える。キーワードは「漆,工芸技術,天然材料,伝統産業,石油資源,伝統と先進の融合」。漆は伝統産業のこれからを予言する。
※ 申し訳ありませんが,駐車場は有料です。
PDF版