地方独立行政法人 京都市産業技術研究所
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お知らせ 2019年12月16日

令和2年度表面技術協会「進歩賞」を受賞

 この度,「熱膨張が極めて低いめっき」に関する研究を行った(地独)京都市産業技術研究所(以下「産技研」という。)の若手研究員が,(一社)表面技術協会から特に優れていると認められ,同協会の令和2年度「進歩賞」を受賞しましたので,お知らせします。
 この「進歩賞」は,同協会の約1700人の会員のうち35歳以下の若手を対象としたもので,独創性に富み,将来の発展が期待される研究成果等(過去5年以内のもの)を挙げた者に贈られるものです。
 なお,授与式は,令和2年2月28日(金)に弘済会館(東京都)にて行われます。

広報資料


1 受賞内容及び受賞者
  「インバー型Fe-Ni合金膜の電気化学的創製およびその熱膨張挙動に関する研究」
 産技研 表面処理チーム 山本 貴代

2 研究内容について
  産技研では,"インバー合金"と呼ばれる,熱膨張が極めて低い鉄とニッケルの合金を,電気めっき法で成膜する技術の研究開発を進めてきました。この技術では,薄膜化や,ナノからマイクロスケールの微細加工を容易に行うことができます。
そして,世界初のクラックフリー(ひび割れのない)膜が得られる量産技術(KEEPNEX®)を確立したことで,エレクトロニクス分野における新しい耐熱部材の実用化へ大きく前進しました。
 現在は,KEEPNEX®を活用し,有機ELディスプレイの製造に必要な低熱膨張メタルマスクの実用化を進めています。同技術により,熱がかかるパワーデバイスの耐熱性が向上することが期待されます。
 さらには,薬剤のみでインバー合金の成膜を行う無電解インバー合金めっき技術を用いた薄膜作製についても成功しています。今後は,量産技術の確立に向けたプロセスの改良に取り組みます。

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