陶磁器(京焼・清水焼)とファインセラミックスの2つの分野について,研究開発,技術移転・指導,試験・分析,人材育成(研修)を4本柱とした業務を行っています。
陶磁器新商品の開発,技術・工程の改善,品質管理等を目的に陶磁器原料,杯土・素地,低火度(上絵・楽・交趾釉)・中火度・高火度釉薬(灰及び土石基礎釉,色釉,色材,顔料)それぞれについて,調製技術,管理技術,焼成技術(ガス炉・電気炉),上絵具鉛溶出防止技術や無鉛化技術,製品不良の原因や改善等の内容に関する相談,指導。
セラミックス新製品開発のための製造技術及び製品等の評価技術を目的とする相談。前者では,セラミック原料の微粉砕技術や各種粉末成形技術に関する実機による技術指導。また,後者では,ガス吸着性能評価装置や水銀ポロシメータ等による多孔体の評価等。
更に,ビーズミルやスプレードライヤー等の設備利用に伴う技術指導やゼータ電位測定装置を用いた微粒子分散性評価に関する技術指導。
陶磁器製品の商品取引証明を目的とした熱衝撃試験ならびに品質管理を目的としたX線回折測定による結晶構造分析。また,新製品開発を目的とした合成無機化合物の結晶に関する生成確認や評価のためのX線回折測定。
セラミックス・無機系材料では,X線回折,粒度測定,熱分析,電子顕微鏡観察等の研究開発のための性能評価を目的とする依頼試験。特に,X線回折と粒度測定。
陶磁器産業界の将来を担う人材の育成を目的に,陶磁器に関する専門的な基礎知識と技術(技能)の習得を目指した研修を実施しています。
ゼーゲル錐販売業務