食器や美術工芸品として知られている"やきもの"に関する分野の技術支援を地元企業や関連業界に対して行っています。
京都には伝統産業である京焼・清水焼があります。それらは素地(そじ)や釉薬、さらには上絵や下絵という加飾からできており、そこには普段あまり知られていない色々な技術が隠されています。そういった技術に対する相談や指導、依頼試験や分析、研究、研修事業(人材育成)を行っています。
特に、釉薬、上絵、下絵に関する色見本(テストピース)は数十万個保有しており、技術相談に応じて無料でそれらの配合レシピをお渡ししています。
これまでに、鉛(なまり)を含まず人や環境にやさしい上絵具の開発や、江戸時代に使用されていたものの、公害問題から現在は製造されなくなった、鉄を主成分とした赤絵具の開発も行っています。最近では、新たな加飾技法として、釉薬にレーザーを照射した新商品開発や3D技術を活用した成形技術などにも取組んでいます。