伝統は革新の連続
伝統産業の主な開発手法は,デザイン検討から商品化に至る多くの工程が手仕事を中心としています。手仕事・手作りは伝統的ものづくりの大きな魅力ですが,その一方で新商品の開発には試行錯誤による多大な時間と経費がかかることから,小規模事業者では開発コストの負担が大きいという課題があります。
京都市産技研では,伝統工芸品の開発工程にデジタル機器を活用し,試作と量産工程の一部をデジタル化することにより工程の短縮と検証の深化を図る研究を行っています。デジタル技術には創作における自由度や効率性といった面で大きな優位性があり,また近年では2D・3D-CADソフトや3Dプリンタの操作性が向上し,作り手の感性を削ぐことなく扱えるようになったことから,伝統産業分野でも導入障壁は下がっています。この技術導入により新商品開発能力の向上と開発コスト低減を実現できた実例をご紹介します。
京都市産技研のデジタル機器を活用した伝統産業ものづくりの実例をご紹介します。
デジタルクリンナップ手法を用いた「陶器製カレーライス皿」製作
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レーザー加工によるシリコン型を用いた「金属アクセサリー」製作
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【NEW】3D-CAD/3Dプリンタ技術を活用した押型成形による漆塗り磁器の製作
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