地方独立行政法人 京都市産業技術研究所
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デザインチーム(チームマップ)

担当者

チーム特色・内容

●伝統産業と先進技術の融合のよる京都のものづくり産業へのサポート
 デザインチームでは,工芸/プロダクト/グラフィック/テキスタイル/インテリア/情報などの各種領域のデザイン技術を保有しています。
 京都のものづくり産業は染織,陶磁器,漆器,金属工芸,竹工芸等をはじめとした伝統分野と,近代工業分野の共存に特徴があります。デザインチームではこうした多様な領域にまたがる京都の中小・零細企業のものづくりをサポートしています。
 伝統分野と工業分野を問わず,これからの製品デザインでは,製造工程の課題を技術的に支援することに加えて,現代生活にあった商品のマーケティングや製品企画(コンセプト),そして製品の設計やスタイリングの検討,さらに販路を意識し流通に確実にのせていくことが,一連の製品開発プロセスとして重要になっています。
 近年,著しく発展している2D及びCG/CAD/RP技術やICT技術など,デジタル技術を適切に応用し,人々の生活ニーズを製作現場に反映させたこれからのものづくりのあり方を探求しています。
 また,付加価値として「京都らしさ」をコンセプトに据えることが大切だと考えています。伝統産業の意匠や色彩などの文化的なデザイン要素を現代に生かしたデザイン開発にも取り組んでいます。
 様々な場面でデザインが果たす大きな役割があります。デザインチームでは,所内各チームと技術的な側面について連携を取りつつ,製品開発のサポートを行っています。
(概念図)
 
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ブレーンストーミングによるコンセプトの検討
 
 
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3DCADによる製品設計
●3DCG/CAD/RP,レーザー加工機等の一連の技術の活用
 三次元デジタイザ(3Dスキャナー)及びラピッドプロトタイピング造形装置(3Dプリンター),レーザー加工機を活用し,工業製品のモデル出力に対応し,製造,設計へのアドバイスを行っています。工業製品だけでなく,漆器の素地や陶磁器の鋳込み型の原形など伝統工芸品にも応用しています。
 また,レーザー加工機は各種の素材に高出力のレーザー光を照射し彫刻や切断などの加工を行うことができます。研究所ではさまざまな素材に試作を行い,レーザーならではの加工手法や装飾効果を追求しています。
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3Dプリンタによる出力モデル
●グラフィック・テキスタイル・染織デザイン

画像加工ソフトにより,グラフィック・テキスタイル・染織デザインの作成を行っています。研究所の研究成果である伝統染織の色彩情報とともに商品開発へのアドバイスを行っています。
aniv100.png

kasane.png textile.png
「襲の衣いろ(かさねのきぬいろ)」    テキスタイルデザイン 
(産技研作成のカラーデザインソース) ((株)でんでん KYOTOレザー)

●ものづくりの担い手育成

伝統産業技術後継者育成研修の京友禅染(手描)技術者研修を開催しています。この研修では,着物や染帯のデザインから下絵,糊置,引染,挿友禅,金彩までの工程について,工房実習を含めた各工程の名匠による直接指導のもと,より実践的な技術指導を通じて手描友禅の若手技術後継者を育成することを目指したプロ養成コース(リンク),ゴム糸目友禅※3の見本を基にした実習や講義を通じて,各工程の基礎的な知識と技術の修得を目指した基礎コース(リンク),手描友禅に関する多種多様な技術・技法の中から,毎年特化した技術をテーマにして実習を行う専門コース(リンク)という3コースの研修を行っています。
※3:ゴム糸目友禅(ごむいとめゆうぜん)
 手描友禅染の代表的な技法で,生地上に下絵した模様の輪郭に沿って筒紙を用いてゴム糊を糸目状に置いて防染し,その中を挿友禅することで模様を染め分ける染色技法です。
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    プロ養成コース(リンク)       基礎コース(リンク)          専門コース(リンク)

●研究会等の活動支援

デザインチームは,京都工芸研究会(リンク)の事務局を担当しています。異業種交流による商品開発事業,定例の竹編組勉強会、見学会のほか,H29年度は3D技術講習会を陶磁器研究会と共催で実施しています。
このほか、京友禅染研修修了生の同窓会組織である「虹彩会」の運営と展示会活動支援、京都漆器工芸協同組合青年部の「京都漆器青年会」の活動支援を行なっております。
3dkou.png otona.png
      3D技術講習会       商品開発事業「おとなの京もの」 展示販売

 

用語説明

3dscan.png三次元デジタイザ(3Dスキャナー)
工業製品から伝統工芸品に至るまで,さまざまな製品の外形状を瞬時に3Dスキャン(三次元デジタイズ)し,外観の形状をデジタルデータとしてコンピュータ上に高精度に再現することができます。ものづくりのスピードアップや品質向上にお役立ていただけます。

3dprn.pngラピッドプロトタイピング造形装置(3Dプリンター)
当研究所で導入している造形装置は「熱溶解積層」という方式で,形状データを「輪切り状の断面の積み重ね」に変換して,細い糸のように溶かしたプラスチックを一層ずつ積み重ねて立体化します。この方式は耐衝撃性・耐熱性に優れており製作コストも低く,複雑で正確な造形を短時間・低コストで製作できる利点があります。



laser.pngレーザー加工機
さまざまな素材に高出力のレーザー光で切断,彫刻などの加工ができるデジタル工作機械です。

 

最近のチームトピックス

  • 「触地図ガイドブック」開発(H29年度)
     デザインチーム及び大平印刷(株)(京都市伏見区)との共同研究により,「元離宮二条城の触地図ガイドブック」最終製品版が完成し運用を開始します。(H30.6.1以降)
     本共同研究では,社会福祉法人京都ライトハウスと元離宮二条城事務所の協力の下,京都観光におけるユニバーサルツーリズム※4の観点から視覚障害を持つ方にも京都観光をより一層お楽しみいただくため,触地図ガイドブックを開発しました。

    ※4:ユニバーサルツーリズムとは,全ての人が楽しめるよう創られた旅行であり,高齢や障害等の有無にかかわらず,誰もが気兼ねなく参加できる旅行を目指しています。
     
     
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  •  ■「京ものエントリーモデルプロジェクト」
     デザインチームでは,平成27年度から若手伝統産業従事者を対象として,京ものに馴染みのない方をターゲットとした製品開発事業となる「京ものエントリーモデルプロジェクト」を始動いたしました。
     このプロジェクトは,約2年間のプログラムで市場調査から企画立案,ブランディング,設計,試作,プロモーションまで,より実践的な製品開発プロセスを学び,自分たちで製品をプロデュースすることによって,作り手の更なるスキルアップを目指すものです。そして,その成果を全国規模の展示会で発表するとともに,若い使い手を中心としたライフスタイルを提案することで販路開拓につなげていきます。また,アドバイザーとして,第一線で活躍するクリエイターの方々をお招きするとともに,産技研が培った技術でトータルサポートします。
     
     

ご利用者向け

チームが担当する業務については「ご利用者向け」のページをご覧ください。

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